”カップル必見” 同棲しても恋愛上手な間取とは  

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同棲しても恋愛上手な間取とは!!

  1. このブログ記事の趣旨
  2. 一緒に住むことだけを考えてお互いの生活や希望を話し合わないまま部屋を選ぶと、住んでから「こんなはずじゃなかった」となりがちです。お互いにストレスをためないよう部屋選びはしっかりしたいもの。このブログ記事では、間取りのメリット、デメリットのほか、同棲カップルの生活スタイルに合わせた1LDK、2LDK、3LDKなどおすすめをご紹介いたします。
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1. どの間取りがちょうどいい? 各間取りのメリット・デメリット

同棲をするきっかけは人それぞれですが、就職や転職などのライフイベントをきっかけに、結婚を見据えて一緒に住もうとなるカップルが多いです。一人暮らしより二人で暮らしたほうが住居費や光熱費などを節約できるので、将来に向けて貯金することも可能です。また、お互いの生活スタイルや金銭感覚などを知ることができ、これから先どの様に暮らしていけるせるか二人でよく話し合いましょう。

今回は同棲カップルに関心が高い間取りとして1LDK、2LDK、3LDK、2DK、3DKを紹介していきます。まずはそれぞれのメリット、デメリットを知り、希望の間取りをご紹介いたします。

2. 同棲カップル向け 1LDKのメリット、デメリット


二人で過ごす時間が長くなり、将来のイメージがつきやすいのがこの間取り。2LDKや3LDKより家賃を抑えることができ、一人ひとりの負担が少ないので、初めての同棲にはおすすめです。

メリット

  • ・二人で過ごす時間が長いので、将来一緒に住むイメージがつきやすい
  • ・家賃が2LDKや3LDKより安く抑えられる
  • ・LDK物件は比較的築浅物件が多い
  • ・リビングダイニングと寝室を分けることができる

デメリット

  • ・収納スペースが少ないので、二人の荷物が多いとものがあふれる
  • ・縦長の間取りだと家具が置きにくい

3. 同棲カップル向け 2LDK、3LDKのメリット、デメリット


家賃や初期費用を考えないなら、2LDK、3LDKはデメリットが少ない間取りです。LDKは比較的築浅物件が多いですが、築年数が古い物件だと個室にエアコンが置けないケースがありますので注意されると良いでしょう。

メリット

  • ・個室が複数あるので、使い方の自由度が上がる
  • ・LDK物件は比較的築浅物件が多い
  • ・結婚後もしばらく住み続けられる(子どもが生まれても住み続けられる)
  • ・広いので余裕のある家具配置ができる

デメリット

  • ・家賃が高い(3LDKは購入したほうが安い場合もある)
  • ・部屋が多いと初期費用が高い(エアコンを各部屋に設置する費用等)
  • ・築年数が古いと個室の一つにエアコンが設置できない可能性がある(室外機が置けない、電力料量が足りないなどの理由から)
  • ・3LDKは個室が使いきれない可能性あり

4.同棲カップル向け 2DK、3DKのメリット、デメリット



DKタイプは貯金をしたいから家賃を抑えたいというカップルにはいいと思います。キッチン・ダイニングが狭い場合はダイニングテーブルをなくしてローテーブルにして空間を広く使うなどの工夫をすれば、快適に住むことが可能です。

メリット

  • ・家賃が安いので貯金しやすい
  • ・2部屋または3部屋あるので使い方の自由度が高い

デメリット

  • ・築年数が古い物件が多い(築年数が古いと個室の一つにエアコンが設置できない可能性がある(室外機が置けない、電力量が足りないなどの理由から))
  • ・キッチン周りは冷蔵庫や食器棚など置くものが多いので、くつろぎペースが狭くなる
  • ・部屋が多いと初期費用が高い(エアコンを自分で購入する場合、各部屋に設置する費用等)
  • ・来客があった際、DK部分が狭いことで生活感が出てしまう
  • ・3DKは個室が使いきれない可能性あり

5.同棲カップルの実例レイアウト集

テレワークカップルにおすすめ 2LDK

デスクワークが基本である在宅勤務カップルや毎日ではなくても、週2~3回自宅でテレワークというカップル向けの間取りです。このタイプのカップルには個室が2つある2LDKがおすすめです。

仕事場が自宅の二人にとって、お互いの仕事を邪魔しないことが大事。2部屋をそれぞれテレワーク部屋にすれば、部屋が離れているのでオンラインの打ち合わせの音も聞こえず快適な仕事空間になります。プライバシーも確保できるので、二人とも在宅勤務でも気持ちよく生活できるでしょう。

 テレワークカップル向けの間取りのポイント!


  • ・玄関近くとリビング横の洋室を寝室兼テレワーク部屋になり、大きなウォークインクローゼットが付いているほうを寝室にすると生活しやすい(6畳あればベッドとテレワーク用の仕事机を置ける)
  • ・LDKはダイニングテーブルとソファを置いてくつろぎスペースとして使用です来ます。
  • ・二人とも自宅で仕事をすることが多いカップルは、離れた個室が2つある間取りがおすすめです。一人が仕事で一人が休みのときも、仕事部屋が離れていればリビングでくつろげます。


生活リズムのすれ違いが多いカップル(夜勤やシフト勤務など)2LDK

シフト勤務や看護師など帰宅時間が夜中や朝方になることもあるカップルは、生活リズムが違うためにすれ違いが多くなることもあるかもしれません。平日はそれぞれが相手の生活リズムを邪魔しない2LDKならうまくいきます。

夜中や明け方に帰宅して、寝ている相手を起こすのも起こされるのも睡眠の負担になります。帰宅や出社時間が異なるなら、リビングでくつろいだり寝ている相手を邪魔しないよう、リビングから離れた個室がある間取りがおすすめです。さらに個室から水回りが遠いと、シャワーや顔を洗う音も気にならないのでベストです。


 生活リズムの違うカップル向けの間取りのポイント!


  • ・玄関近くの個室をそれぞれの個室に
  • ・各個室にベッドを置けば、深夜や明け方の帰宅や出社でも相手の睡眠を邪魔し  ない
  • ・普段は別に就寝。片方はダブルベッドにして、休日は一緒に寝るのもあり
  • ・LDKは二人のくつろぎスペースに
  • 生活リズムが異なるカップルは、リビングを経由しなくていい個室があるのが理想です。仕事のある日は別々に就寝し、相手の生活を邪魔しないのも長く続く秘訣です


趣味に使用する部屋(ゲームなど)が欲しいカップル 2DKか1LDK

趣味のゲームに使うゲーミングPCを置きたい、SNSにアップする動画撮影をするのにスペースを確保したいなどの専用部屋が欲しいカップルには2DKか1LDKがおすすめです。2DKの場合、部屋の使い方を工夫することでより快適になります。

リビングから離れている個室にベッドに加えてゲーミングPCやゲーミングチェアを置けば、リビングダイニングと別室なので趣味に没頭できます。二人一緒に、または友達を招いて趣味を満喫したい場合は、敢えてリビング横の寝室(1LDKの場合はリビング)にゲーミングPCなどの趣味アイテムを置くのもアリです。

 

  1. 趣味部屋が欲しいカップル向けの間取りのポイント!

    • ・2DKならDK横の個室とDKをつなげて一部屋にすると、くつろぎスペースが広くなり家具の配置もうまくいく
    • ・二人一緒に(または友達を呼んで)趣味を楽しむなら、DK横の個室(1LDKの場合はリビング)にゲームPCなどの趣味アイテムを置くのもアリ
    • ・DK続きの個室に趣味アイテムを置くなら、もう一つの個室はベッドが置け る5畳程度でOK
    • ゲームや動画撮影などそれぞれの趣味にスペースを取りたい場合は、後々ケンカにならないよう、最初に二人で何をどこに置くか相談しておくとよい


時々、家で仕事や作業をするカップル 1LDK


二人とも普段は仕事で留守をしているけれど、家でリモートの日もあるというカップルには、リビングと寝室が離れている1LDKがおすすめです。リビングと寝室が離れていれば、一緒に住んでいても自分のプライベートな空間が確保できるので、家で仕事をすることがあるカップルはもちろん、一人の時間も必要というカップルには快適な間取りです。

リビングと寝室が離れている間取りなら、個室が5~6畳あればベッドのほかに仕事机を置けるのでリモートにも対応できます。もちろんリビングで仕事をしてもOK。

  1. ときどき家で仕事や作業をするカップル向け間取りのポイント!
  2. ・洋室にバルコニーがついているので、換気や採光はバッチリ
  3. ・二人の仕事服やカバンなどを収納できるクローゼットは広いと使いやすい
  4. ・二人が同じ日にリモートになっても、個室とリビングに分かれて仕事ができる
リビングと寝室が離れている間取りは、一人時間が欲しいときに気持ちを切り替えられる上に、たまにあるテレワークにも対応できるので自然とうまくいくはずです。

なるべく一緒にいたいカップルは 1LDK

仕事形態にかかわらず、生活リズムが同じでなるべく一緒にいたいカップルにはリビングと寝室が隣接している1LDKがおすすめ。このタイプは家具の配置もしやすいのが特徴です。

リビングに寝室が隣接している間取りは新築物件に多く見られます。個室は6畳あれば、ダブルサイズ、キングサイズのベッドはもちろん、シングルベッドを2つ置くにも広さは十分です。LDKが広くないなら、ダイニングテーブルは置かずにカウンターやローテーブルで食事を取り、ダイニングを広く使うという使い方もあり。

  1.  なるべく一緒にいたいカップル向け間取りのポイント!
  2. ・カウンターやローテーブルで食事を取り、ダイニングテーブルを置かないと空間を広く使える
  3. ・リビングに隣接した寝室にキングサイズのベッドを置き、ホテルライクな寝室にするのもおすすめ
  4. ・収納は個室に広め、リビングか廊下に掃除道具などが入れられる小さめの収納があると便利
内見のときに家具の配置をイメージして話し合っておくと、住んでからのギャップが生まれず入居してからもうまくいきます。

7.よくある質問 同棲する物件を選ぶ際に気を付けたいポイント


よくある質問として、二人の生活パターン以外に、同棲する物件を選ぶ際に気を付けたいチェックポイントをご説明いたします。

最低限の広さはどのくらい?

可能であれば35m2以上がおススメ。理想はリビングが10~12畳、洋室が5畳以上ある40~45m2の1LDKです。ただし間取りや使い方次第で35m2以下でも快適に住むことができるので、諦めずに不動産会社にご相談ください。

都心の間取りを選ぶときのポイントは?

都心に住みたいカップルは、経済的にどうしても狭い間取りを選択せざるを得ないケースも出てきます。住みやすい物件・生活スタイルを選ぶポイントは固定観念を捨てることを提案いたします

例えばダイニングにダイニングテーブルは本当に必要なのか。ダイニングテーブルを置かなくても、ローテーブルやカウンターで食事を取れば、ダイニングやリビング空間を広く使うことが可能です。そのほかにも、住み始めの荷物はお互い最低限にして、住んでから本当に必要なものを少しずつ買い足すことをおすすめいたします。

間取り以外の優先条件はありますか?

間取り以外でも、部屋を選ぶ際に気を付けたい条件はあります。次の3点に気を付けて選ぶと納得のいく部屋探しに近づきます。

① 家具の配置がしやすい間取りを選ぶ

きれいな四角形の間取りが家具の配置をしやすいのでおすすめ。柱やくぼみがある間取りは、部屋は広くても家具を置ける部分が狭いので避けたいところです。
人が歩く動線上やバルコニーに出る窓、ドアの開閉部分にも家具は置けないので気を付けてください。また、寝室が3畳以下だとダブルサイズのベッドは置けませんのでご注意ください。

② リビングに窓がない間取りは避けたい

リビングに窓がないと、日当たりも悪く換気もしにくい可能性があります。
日当たりが悪いから引っ越ししたいという声はよく聞きます。また、バルコニー側が個室で、リビングに窓がない間取りだと、一人がテレワークでバルコニーに隣接した個室を使っている間は洗濯物が干せないということもあり得えます。

③ フルリノベーションで内装は新しくても、築年数が古い物件は注意

1981年以前は旧耐震基準で建てられているので注意しましょう。
「1981年6月1日以降の新耐震基準で建てられた物件は、阪神淡路大震災では大きな被害が少なかったことが分かっています。家賃との相談になりますが、できるなら築浅物件を選択することをおすすめしています」
特にフルリノベーション案件は内装がきれいなので確認を怠りがちですが、築年数を必ず確認しましょう。

ほかにも自然災害による被害を予測し、被害範囲を地図化したハザードマップはインターネットでも自由に見ることができるので、住みたいエリアを決める際にチェックしておきましょう。

ハザードマップポータルサイト

国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。

『東京都23区別ハザードマップ』

練馬区水害ハザードマップ - 東京


足立区洪水・内水・高潮ハザードマップ



8.同棲したら得をすること


生活費が節約できる

同棲をして得することといえば、やはり生活費が節約できることでしょう。2022年の「総務省 家計調査 家計収支編」のデータをもとに計算しました。

■食費
一人暮らしの食費の月間平均支出は4万301円、同棲の場合は二人分で6万8,686円(一人あたり3万4,343円)です。一人あたりで計算すると、その差は約5,958円で、年間にすると7万1,496円もの差になります。

■外食費
外食費用の月間平均支出は、一人暮らしが1万1,492円、同棲が二人分で1万1,431円。つまり同棲の場合、外食は一人あたり5,715.5円で、一人暮らしの半分ほどです。

これは一人暮らしをしている人の傾向として、一人分だけの料理を作る手間より外食の手軽さを優先する人が多く、外食費用が高くなっているという事情があると考えられます。また、外食も二人で折半するほうが、一人あたりの負担額が少なく済むケースが多いこともあるでしょう。

■光熱・水道費
光熱・水道費の月間平均支出は、一人暮らしが1万1,138円、同棲が2万1,092円です。一人あたりで計算すると592円の差額が生まれ、年間で7,104円の節約になります。

■通信費
通信費の月間平均支出は、一人暮らしが7,643円、同棲が1万2,288円(一人あたり約6,144円)です。自宅のインターネット回線は使い放題プランであれば、世帯人数に関係なく一律料金であるため、二人で利用できる同棲のほうがお得でしょう。

最近では結婚していなくても、同一住居に住んでいるだけで家族割引が適用されるスマホの料金プランも出てきているので、スマホ代についても節約できるかもしれません。

■サブスクリプション(定額制)サービスの月額料
近年利用する人が増えてきたサブスクリプション(定額制)サービスについても、同棲することで家族割が適用され月額料の負担が軽減されるというメリットがあります。動画配信サービスから、ネットショッピングの有料会員サービス、新聞やNHK受信料など、家族割が適用される可能性がありますので、各社の適用条件をチェックしてみましょう。

■消耗品の購入費
トイレやキッチン、洗面所など、掃除する範囲は同棲も一人暮らしもそこまで変わりません。掃除道具や掃除用品などの消費量も変わらぬまま、二人で費用を支払うことができるため、一人あたりの負担額が減るといえるでしょう。

これらの生活費については、地方よりも物価が高い都心部のほうが、同棲による節約のメリットを大きく感じられるはずです。

二人で家賃を出し合うことでより利便性があり、広い家を借りられる

先ほど家賃についての話でも紹介しましたが、ワンルームの家賃相場は7万1,000円(世田谷区)。一人暮らしでそれぞれこの額を払っていたら合計14万2,000円ですが、同棲した場合は1LDK/2K/2DKの家賃相場13万2,000円で済むため、毎月1万円出費を抑えることができます。

さらに後者の場合、一人暮らしの時よりも広い物件、そして利便性の高い立地や、条件の良い物件を選べるというメリットがあります。一人暮らしの平均的な部屋の広さは18~20m2程度ですが、二人暮らしの場合40~60m2の間取りが中心です。単純に一人暮らしの2倍の金額を払うだけで、それよりも広い物件に暮らすことができるのは同棲のメリットといえそうです。

特に都市部から離れた地域はワンルームの選択肢が少なく、二人暮らし以上を想定した物件のほうが数が多く、条件も良い傾向にあります。

家事を分担できる

同棲の場合、トイレや風呂場、洗面所やキッチンの数は変わらないのに、人手は2倍になっています。つまり、家事を分担することで、一人暮らしよりも家事労働の負担を減らすことができます。特に料理に関しては、一人分でも二人分でもさほど調理の手間は変わりません。二人で交代制にすることで、半分の手間で済むともいえます。

また片方が料理をしている間に片方が掃除をする、といった分担方式でも家事の手間軽減を実感できるでしょう。

緊急時もお互いをサポートできる

一人暮らしの場合、緊急時に助けを求める相手に窮することもあるでしょう。一方が病気になった際も、看病したり、代わりに買い物に行ったりと、助け合いやすいというメリットもあります。これは精神面でも同様です。災害時などにも、パートナーと協力することで難局を乗り切りやすいと考えられます。

9.同棲のほうが損すること

一方が浪費家だった場合、金銭感覚が異なる場合

一人暮らしであれば、自分の好き勝手に生活できますが、同棲の場合そうはいきません。相手に心地よく暮らしてもらうために、こちら側もある程度配慮をする必要があるでしょう。経済的に損していると感じるかはわかりませんが、自分だけでなく相手も尊重する必要があり、時には配慮をするのが億劫と感じる人もいるかもしれません。

費用面で損なこととしては、一方が倹約家でもう一方が浪費家だった場合、倹約家のほうが「損している」という印象を持ちやすいケースが考えられます。

とはいえ、これは同棲の際にお財布をどのように分けるか、家計をどう折半するかという話し合いにもよります。パートナーが共通のお財布で無駄遣いをするのが不満、といった場合は「自分のものは自分のお財布から出してもらう」などのルール決めや話し合いで解決するようにしましょう。

こういった不満は、飲食の場面でも現れるかもしれません。一方が少食でもう一方が大食い、一方がお酒を飲まないのにもう一方はお酒好きといった場合、半額ずつ家計を負担していると、片方が不満に思う場合もあるでしょう。こういった場合も、消費量が多いほうが負担額を増やすなど、話し合いが必要です。

また別々で暮らしていたときにはわからなかった金銭感覚の違いが、同棲によって浮き彫りになることもあるでしょう。金銭感覚はいわば“体質”のようなもので、変えていこうとしても難しいものです。二人で使うものは話し合いで決め、それぞれが使うものは使う人のお財布から出すなど、こちらもルール化が必要かもしれません。

同棲を解消する場合

同棲の最大のデメリットは、同棲を解消するときの面倒さが挙げられます。その際は、かなりの金銭的負担と精神的負荷が発生することでしょう。一人暮らしの引っ越しと違い、同棲を解消する際の引っ越しは、家具や家電をどちらが引き取るかで揉める場合もあるほか、同棲時に使っていた家電が一人暮らしにはオーバースペックな場合もあります。また、退去するタイミングが二人で異なる場合、どちらがその間の家賃を負担するのかも焦点になるでしょう。

お別れするだけでも心労が大きい上に、引っ越しをどうするか、新しい物件をどう探すか、持ち物をどう折半するかなどの課題が山積みになってしまうため、精神的にも肉体的にも金銭的にも余裕がなくなってしまうことが考えられます。

10.将来を見越して経済的にお得なのは結婚!?


同棲についてのメリット・デメリットを紹介してきましたが、結婚した場合はどうなるのでしょうか。

まず、結婚のメリットとして挙げられるのが「扶養に入れる」ことです。これは「税法上の扶養」と「社会保険上の扶養」があります。

「税法上の扶養」では、配偶者の年収が103万円以下の場合、扶養者が38万円の配偶者控除を受けられます(納税者本人の合計所得が900万円以下の場合)。配偶者の年収が103万円を超えても、201万円以下であれば、配偶者特別控除を受けることができます。

社会保険(健康保険・厚生年金保険)では、配偶者の年収が130万円未満で扶養者の年収の2分の1未満である場合、健康保険の被扶養者、国民年金の第3号被保険者となり、配偶者は自分で健康保険料、年金保険料を納める必要がなくなります。

ちなみに、社会保険における扶養は、事実婚の場合でも適用されます。ただし、単なる同棲ではなく「事実上婚姻関係と同様の事情にある者」が対象であり、同居・生計同一関係であることが要件となります。住民票の世帯を同じくするなど、事実婚であることを証明する必要があります。

また、一方が配偶者手当のある会社に勤めていて、法律婚が条件になっている場合は、結婚したほうが手当をもらうことができ、経済的にお得といえます。結婚することで社宅に入れる、借上社宅に住める、などの福利厚生がある会社の場合も同様です。ただし「扶養者の年収が103万円以下」という条件があるケースも多いようなので、勤務先に確認するようにしましょう。

11.アパートを選ぶ際の注意点は?


家賃を考慮し、マンションタイプからアパートタイプまで広く検討しているカップルもいるでしょう。そんなカップルにアパートを選ぶ際の注意点を4つ紹介します。

① 防音性

築年数が古いと音が予想以上に響くことがあるので、内見の際に必ずチェックすること。隣の部屋の音以外にも、トイレやシャワーの音が予想以上に響くこともあります。

② 虫対策

アパートは排水溝やエアコンのホース、換気扇の隙間などから虫が侵入する可能性があります。もし入居する場合には、侵入経路をあらかじめふさいでおくのがいいでしょう。

③ 防犯面

アパートはバルコニーがむき出しになっていることが多いですが、防犯的にも必ずシャッターがあるか確認しておきましょう。

④ エレベーターの有無

妊娠後もそこに住む可能性があるなら、階段のみの物件は妊婦さんに負担になります。子どもが生まれた後もベビーカーの上げ下ろしの際、負担が大きいでしょう。

内見の際に気を付けて見るべきポイントは?

内見の際は、間取り以外にも以下4つのポイントを意識するといいでしょう。もちろん家具の配置を考えて、メジャーで幅や高さを測ることは必須です。

① シーリングライト、エアコンの設置数など動画で撮影する

シーリングライトやエアコンが付いていない場合は、自分で設置する必要があるので初期費用が高くなります。「僕たちは内見の際は必ず動画を撮ります。天井やエアコンの設置数と場所、コンセントの位置など動画で撮影しておくと後から見直せて便利です」

インターネットに関しては、「オンラインゲームをされる方は回線の速さが命なので、有料で回線をつないでいただいたほうがいいと思います。ネットフリックスや動画程度なら無料インターネット回線で十分です」

② ベランダの前に建物があるかどうか

ベランダや窓の前に建物が迫っていると、日当たりが悪くなるのに加えて圧迫感も。事前にグーグルマップやストリートビューなどで確認しておくのがおすすめ。窓を開けた際に目の前の物件の窓と同じ高さの場合、目が合って気まずいこともあるので、内見の際にチェックするといいでしょう。

③ 高速道路や幹線道路が、建物の目の前または近くを通っているか

高速道路や幹線道路が近くにあると、ベランダの汚れの速度が速いです。洗濯物が汚れたり、ベランダの手すりや床の掃除が大変になるので注意しましょう。

④ エレベーターや共用部分をチェック

まずエントランスや共用部分の張り紙をチェックします。見るポイントは「いつ」張られたか。最近のものであれば管理会社の対応が早いことが分かります。
また、該当階以外にも降りてみて廊下など共用部分に荷物が放置されていないかや、宅配ボックスがどのくらい埋まっているかもチェック。例えば宅配ボックスは10個中9個埋まっていたら、住人がすぐに取り出していないことが分かります。ほかにも、駐輪場に子どもの自転車が多く置いてあれば住人にファミリーが多いことが分かるので、住んでからの生活のイメージがつくでしょう。

10.契約書のチェックポイント


最後に契約後のトラブルを防ぐために、契約条件が正確に書面に反映されているのか、借主ご自身で確認することが大切。

賃貸借契約を結ぶ場合は、国土交通省が公表している「賃貸住宅標準契約 」などを参考にしましょう。

【まとめ】 いい物件を見つけるコツ

間取りや立地以外のポイントで、同棲向きのいい物件を見つけるコツは3つあると東さんは言います。これらのコツをもとにいい物件をお探してください。

1.担当を決めておくこと

「物件に出会うのはタイミングも大事です。『この物件いいな』と思ったときにすぐ連絡が取れる担当を作っておくと、タイミングを逃さずいい物件に出会えるでしょう」

2.希望の家賃に余白を持っておくこと

10万円の家賃を希望していたとしても、プラス5000円出せば希望がかなう可能性があります。そこを10万円以上は絶対出せないと妥協ができない方はいい物件を逃してしまうこともあります。

3.将来を見据えて妥協点を決めておくこと


ちょっと待って 内見あるある

まとめ


将来結婚して家を購入したいなら、『今は賃貸だからこの部分は我慢しよう』というポイントを二人で決めておくと、いい物件に出会う可能性が広がるります。

彦や不動産では、不動産売却・購入・建築ともにさまざまなサポートを行っています。売却を考えている方や、物件の売却や購入・建築でお悩みの方は、是非、彦や不動産にお問い合わせください。

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