”よくある質問” 魚はペット不可物件でも飼えるのか

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魚はペット不可物件でも飼えるのか


大家さんに確認しなくても、熱帯魚などであれば飼えると思うかもしれません。

しかし、魚を飼うことで、湿気やカビなどによって部屋の状態が悪化するケースもあります。

  1. このブログ記事の趣旨
  2. このブログ記事では、ペット不可の賃貸物件で熱帯魚などの魚を飼えるのかどうかに関する情報を解説します。魚も飼育できない物件がある理由や、魚を飼う前にやるべきこともチェックできます。魚の飼育を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


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ペット不可には魚も含まれる?

一般的に、ペット不可の物件であっても魚は飼える可能性が高いようです。そのため、ペットが飼いたいけれど飼えない方におすすめの選択肢といえるでしょう。ただし、大家さんごとに判断は異なるため、注意が必要です。そのため、ペット不可として禁止されているなかに魚も含まれている物件もあります。「魚ならば部屋を汚したり、近所迷惑の原因にはならない」と思うかもしれませんが、実際には禁止される理由がきちんとあります。なお、ペットが禁止されている賃貸マンションが多い理由や飼育が発覚したときの処分は、次の内容でご説明いたします。ご参考にしてください。

ペット禁止の物件で飼育が発覚した場合

ペット禁止のルールを無視してペットを飼育すると、さまざまなリスクが起こりえます。ここでは、ペット禁止の賃貸マンションでペットの飼育が発覚した場合の措置を解説します。

強制退去処分

ペット禁止の賃貸物件でペットを飼育することは、契約違反にあたる行為です。引っ越し先を探すための猶予がもらえるケースもありますが、場合によっては即刻退去を命じられます。なお、強制的な退去命令だけではなく、修繕費や罰金を請求される可能性もあります。

ペットを手放す

ペット禁止の賃貸物件でペットの飼育が発覚した場合、入居者が住み続けることは認められても、ペットの飼育は許可されないことが多いです。

ペットの飼育をやめるように言い渡された場合は、身内にペットの引き取りをお願いしたり、里親を探したりしなければいけません。引き渡し先を確保できるまで猶予してもらえるかどうかは、物件によって異なります。

場合によっては、ペットの飼育が発覚した時点でペットを手放すように命じられることもあるでしょう。どうしてもペットを手放せない場合は、入居者自身が退去を余儀なくされる可能性が高いです。

罰金の請求

ペットの飼育が発覚すると、契約違反に対する罰金を請求されることがあります。また、部屋の汚れや損傷、悪臭がペットの飼育によるものとみなされれば、改修工事などにかかる費用が上乗せされるでしょう。

ペット不可の場合に魚も含まれる理由

それでは、なぜ禁止されているペットのなかに魚も含まれているのか、理由を確認していきましょう。

水槽の重さで床が傷む可能性があるため

ペット不可に魚も含まれることがある理由の一つが、水槽の重さで床が傷む可能性があるためです。

水槽自体にはそれほどの重さがなくても、60センチメートルの水槽に水を入れると、全体で60〜70kgほどの重量になってしまいます。

同じ場所に重いものをずっと置いておくことになるため、床が傷む可能性があります。木造住宅の場合は、特に注意しましょう。

ポンプの音で隣人の迷惑になる可能性があるため


魚は犬などのように、鳴き声が近所迷惑になってしまうことはないです。しかし、水槽のポンプの音が大きすぎる場合、隣人の迷惑になる可能性があることには気をつけなければなりません。

特に水槽を壁に寄せて設置した場合には、隣の部屋にポンプの音が響きやすくなります。


水漏れの恐れがあるため

水槽が割れたり、水槽を倒したり、水槽の水が多かったりした場合、水漏れをして床が傷む可能性があります。さらに、下の階まで浸水してしまう可能性も考えられるでしょう。

また、地震の揺れによって家具などが水槽にあたって割れてしまうこともあるため、熱帯魚などの魚の飼育を禁止している物件があります。

部屋にカビやシミができる可能性があるため


水槽を置いていると、シミやカビができてしまうことがあります。室内に湿気が溜まりやすくなるほか、床に水が溜まったり水槽を壁の近くに置いたりで、部屋が傷む可能性があります。

木造の物件では特に傷んでしまいやすくなるため、注意が必要です。

魚を飼う前にやるべきこと

それでは、魚を飼う前にやっておくべきことをチェックしておきましょう。

飼育の可否を確認する

魚を飼いたいと考えたら、まずは飼育の可否を確認します。契約書の確認や大家さん、または管理会社に飼育の可否を相談しておきましょう。

水槽を置く場所があるか確認する

借りたい物件に、水槽を設置するのに適した場所があるかどうかを確認しておきましょう。水槽を置く場所があるかを確認する際は、水周りからの距離の近さ、コンセントの位置などを考慮しておきましょう。

地震対策を徹底する


水槽には、徹底した地震対策をおこないましょう。水槽台よりも重い水槽を上部に置くこととなり、バランスが悪くなりやすいためです。

また上部のほうが重いため、倒れやすいうえに揺れによって水が溢れやすくなります。地震対策用の固定バンドなどを使用し、地震の際に倒れないようにすると良いでしょう。例えば、以下の対策が効果的です。

  1. 地震対策
  2. ・水槽と水槽台を固定する
  3. ・水槽台と床を固定する
  4. ・水槽台のなかにおもりを置く
  5. ・壁と水槽・水槽台を固定する
  6. ・水槽内のレイアウトを変更する
  7. ・コンセントの位置に気をつける

水槽内のレイアウトとして重いものを高い位置に置いていると、地震の際に水槽の内側から激突して割れてしまうことがあります。またコンセントの位置が近いと、水が漏れた場合に電源がショートして魚が死んだり、海水がかかった場合に発火したりする可能性もあるため、気をつけましょう。

水槽のサイズや重さを考える

魚を飼育する際は、水槽のサイズや重さを考えることも重要です。床の面積に対して置いて良いものの重さは、法律によって基準が定められています。定められている基準を超えると、床が抜けてしまう可能性もあるため注意が必要です。

参考:建築構造設計基準の資料 – 国土交通省

日光の当たらない場所に水槽を設置する

水槽を設置するのに適した、直射日光の当たらない場所があるかを確認しておくと良いでしょう。水槽に直射日光が当たることでコケが生えやすくなり、掃除が大変です。

オトシンクルスやヤマトヌマエビなど、水槽内に生えたコケを食べてくれる生き物を入れるのもおすすめです。また、共有部分にあたるベランダには、水槽を置けないことも理解しておきましょう。

ベランダに置くと、地震があった場合に避難経路に割れたガラスの破片がある状態になってしまうため危険です。

魚も飼育できないかもしれないと理解しておこう


物件案内あるある


まとめ

一般的に、ペット不可の物件であっても魚は飼える可能性は低いようです。魚の飼育によって、水槽の重さで床が傷む場合があることや部屋がカビやすくなるなどのデメリットもあります。魚が飼育できるかどうかは大家さんごとに判断は異なるため、気をつけなければなりません。禁止されているペットのなかに魚も含まれている理由を理解し、魚を飼う場合には事前にやるべきことをチェックしておきましょう。

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