”ちょっと待って” 一戸建ての維持に掛かる外壁塗装って何?

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一戸建ての維持に掛かる外壁塗装って何?

戸建住宅の外壁塗装は高額な工事なので、一度にたくさんのお金を必要とします。

仮設足場、下地処理、下塗り、上塗りなど、50万円から100万円を超える場合もあります。そのリフォーム費用を積み立てしているならまだしも、具体的な工事時期を予期していなかった場合、予算を用意しづらい事もありますよね。

  1. このブログ記事の趣旨
  2. ここでは、予算が少ないからといって絶対にやってはいけない事についてまとめています。

    一戸建てを購入、売却を踏まえ外壁塗装の為の予算をしっかりと確保して、安全の為にしっかりとした足場を設置する、塗料の耐用年数分外壁を守ってくれるなどの確実な工事を踏まえ今後の一戸建ての維持や売却の参考になさってください。


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外壁塗装の意味と必要性は?


外壁塗装は「突然多くのお金がかかる」というイメージの方が多く、外壁塗装用の予算を捻出しづらいという方が多いです。しかし、外壁塗装は内装工事以上に絶対に必要な工事なので、費用は積み立てておく必要があるのです。

 トイレ、お風呂、床、台所などのリフォームは「より便利に」する事にフォーカスしているので、必要ないといえば必要ないですが、「よりよい生活を送ることができる」という欲に負け、そちらを優先する方が多いのではないでしょうか。しかし、外壁塗装工事は放っておくとどんどん住宅の壁が劣化していき、そのうち雨などの浸入を防ぐ事ができなくなりますそういった意味で外壁塗装は「家を守る」ための絶対に欠かすことはできない工事なのです。家を保護する事で今住んでいる家により長く住むためにも、予算は毎月積み立てておくようにしましょう。

◆「塗装」には3つの意味がある

➀家をきれいにする(美観)

塗装をすることで、家は新築時のような美しさを取り戻せます。また塗装する際、これまでと異なる色の塗料を選べば、家がきれいになるだけでなく、家のイメージチェンジを図ることも可能です。

➁風雨や紫外線から家を守る(保護)

塗装には風雨や紫外線などの外部環境から家を守るという役割もあります。塗装後にできる、塗料の膜が鎧となって、家の内部に水が侵入するのを防ぎ、紫外線の影響も最小限に食い止められるのです。もしも塗装をしなければ、家の内部に侵入した水が躯体を腐食させ、紫外線は劣化を誘発し、あっという間に家は傷んでしまいます。
ここで把握しておきたいのは、塗装の塗膜の力は永久的なものではないということです。時間の経過とともに、少しづつ劣化は進行し、目安としては約10年~15年で本来の性能を発揮できなくなっていきます。そこで、塗膜に家を守り続けてもらうためには、定期的な塗替えが必要となるのです。

➂機能性を付加する(防水・防カビ)

塗装時に機能性のある塗料を選べば、塗装することで、家はさらに住みやすく、快適になります。例えば、防水性能を持つ弾性塗料を塗装すると、外壁がひび割れても建物内部への水の侵入を防ぐことができ、防カビ塗料を塗装すると塗装箇所におけるカビの発生を抑えることができます。
塗料の機能は「防水」「防カビ」「遮熱」「断熱」「超低汚染」など、様々。同じ性能でも各塗料メーカーによって実際の性能に違いがある為、詳細な性能は塗料ごとに確認するのがお勧めです。
※塗料の機能性は、各製品によって異なります。詳細は、各製品ごとにご確認ください。
以上3つの意味の中で特に注視したいのが、「1-2 ➁風雨や紫外線から家を守る(保護)」です。塗装は、家を守るためにするもの、といっても過言ではありません。「塗装すべきかどうか悩んでいる」という方は、是非、塗装をすることで、家の寿命を延ばすことができることも踏まえて、判断されることをお勧めいたします。塗装のタイミングについては、劣化状況や塗替えサイクル等で判断することが可能です。

具体的な外壁塗装時期は?外壁の耐用年数は?

外壁塗装の予算が確保できないからということで、前回の塗装工事から(もしくは家を建ててから)十年以上経っても外壁塗装を考えない方が多くいますが、外壁塗装を後まわしにするようなことは絶対に避けましょう。
外壁が劣化しているのにもかかわらず外壁塗装をしないということは確実に家をむしばんでいくことにつながります。
クラック(ヒビ割れ)や、コケ、カビ、チョーキング現象(壁に触ると白い粉がつく)など、目に見える劣化現象が外壁におこっているのであれば、「外壁塗装をした方がよいのではないか」と考える機会をつくることができるでしょう。
しかし、クラックや汚れなどの具体的な劣化現象が起こっていない見た目が綺麗な外壁の場合、外壁塗装をしようという考えにはいたりにくいかもしれません。
ただ、外壁塗装を10年以上しない状態で家を放置してしまうと、紫外線や雨風にさらされた外壁上の塗膜が劣化を繰り返し、保護されていない状態の外壁がむき出しになります。
その状態でもさらに塗装工事をしない場合に外壁そのものが劣化してしまうのです。
劣化するまでの期間は今塗ってある外壁の塗料の期待耐用年数(この年数が経ったら次の塗り替えを考えてください、というメーカーが定めた期間)にもよりますが、1つの目安として10年を考えておきましょう。


塗装工事の流れ

➀足場組立

まずはじめに、足場業者が、作業に必要な足場を組み立てます。
労働安全法では、2mを超える高所での作業をする場合には、足場の組立て等の安全対策が義務付けられています。

➁洗浄・下地処理

◆高圧洗浄 
洗浄・下地処理をきっちり行なうことで、屋根や外壁などの塗装部分と、塗料との密着性が高まり、塗装が長持ちします。
◆洗浄
高圧洗浄機を使用して、汚れカビやコケなどをきれいに落とします。
下地処理
ひび割れ補修、サビや旧塗膜の除去、欠損部に補修など。外壁や屋根の塗装する箇所を塗装できる状態にすること。

➂養生

飛び散った塗料で周りを汚さないよう、塗装しない箇所をシートで覆い、保護します。

下塗り

外壁・屋根の塗料との密着を高めるために必要な工程です。

➄中塗り~上塗り

仕上げの工程。見栄えの良し悪しは、この工程次第。また。仕上がりの色は、上塗りの塗料の色で決まります。

➅足場解体

塗装工事完了後、足場業者が足場を解体します。

※各工程にかかる工期は、約1日が目安です。天候や劣化状況によっては、各工程の日程が延びることもあります。

格安業者にお願いするのはきわめて危険


外壁塗装業者の中には格安で工事を請け負ってくれる格安業者というものが存在します。通常80~180万円はする工事なのに、60~80万円しかかからないなどや、「明朗価格」「納得価格」などと銘打って、「工事料金が一律600,000円」などのコミコミプラン料金を用意している業者が格安業者と呼ばれます。
外壁塗装は元々の価格が高額なので、格安なほどよいと思いがちですが、これも1つ上の項目と同様、安くするには必要な部分を削るしかなく、格安の業者は必要な工程をきちんとおこなっていない可能性があるります。
格安外壁塗装業者が説明している「外壁塗装を格安で出来る理由」をご説明いたします。
  1. 「外壁塗装を格安で出来る理由」
  2. ・大量仕入れにより材料費を安くおさえている
  3. ・訪問営業などのシステムを削り、人件費をおさえている
しかし、これらの理由は格安で行う理由としては不十分です。
外壁塗装用の塗料は大量仕入れでそこまで安くなるものではなくメーカーからの仕入れ単価はだいたいの業者であまり変わりません。
今はほとんどの業者が訪問営業のシステムは導入していません。また人件費は各都道府県で定められた最低賃金というものがあるので、それ以上安くすませることはできません。
  1. 「手抜き工事の可能性チェックポイント」
  2. ・足場のレンタル費用を安くするために施工期間の短縮をおこなう
  3. ・塗料を安くたくさんの面積に塗る為に必要以上に薄める
  4. ・資格等を持っていないアルバイトに塗装をさせる
  5. ・業務用の威力十分な高圧洗浄機ではなく家庭用の安い高圧洗浄機を使う

一戸建てを維持する為に必要な費用の考え方

「10年に一度、100万円の外壁塗装工事をする」と仮定して、毎月8333円の積み立てをしておけば10年で100万円ほどになります。それを外壁塗装工事予算にあてれば一戸建てが綺麗に維持されトラブルにも対応できる積立修繕費用と言えます。


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まとめ

塗装をすべきかどうか迷ったとき"膨大な費用がかかるから"色々面倒"といった理由だけで、塗装をしないことを決めてしまうのは賢い選択とは言えません。ぜひ、紹介した塗装の意味「家をきれいにする」「家を守る」「機能性を付加する」を踏まえて、検討されることをお勧めいたします。
不動産の取引には非常に複雑な知識や経験が必要になります。いい不動産会社と出会うことができれば、面倒な手続きも代行してくれて適切なアドバイスをしてくれます。
また、思い入れのある土地や、資産性のある土地なら手放さずに活用するという選択肢もあります。

彦や不動産では、不動産賃貸経営・売却・購入・建築ともにさまざまなサポートを行っています。賃貸経営・売却を考えている方や、物件の購入・建築でお悩みの方は、是非、彦や不動産にお問い合わせください。

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