”知っててよかった!” 既存住宅瑕疵保険のメリットとは

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”知っててよかった!” 既存住宅瑕疵保険のメリットとは

  1. このブログ記事の趣旨
  2. 既存住宅瑕疵(かし)保険をご存じでしょうか?物件購入後に知らされていない建物トラブルや欠陥が見つかっても保険加入の物件であれば、一定程度の補償が受けられるサービスです。保険内容とその仕組みは、商品の種類や売主が誰であるかで異なります。まずは、保険の基本的な仕組みから押さえるようにしましょう。  
  3. そこで今回のブログ記事では、既存住宅瑕疵(かし)保険の仕組みと加入のメリットをご紹介します。


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既存住宅瑕疵(かし)保険とは?


既存住宅瑕疵(かし)保険とは、売買した中古住宅に欠陥が見つかり、消費者がその欠陥で思わぬ被害に遭った場合を想定した住宅保証制度です。安心して住宅の取引ができるように、住宅検査と保証がセットとなっています。  住宅専門の保険会社に登録した宅建業者もしくは検査機関が保証者となり、以下のような箇所の不具合が保証対象です。
  1. ・建物の構造耐力の主要な部分  
  2. ・屋根や外壁など、雨水浸水を防止する部分  
  3. ・給排水設備、給排水管路
保険加入には審査があり、専門の建築士の検査を実施し、保険協会が定めた基準に合格することが条件です。つまり、安全性が確保された住宅が対象となり、消費者は安心して購入に踏み切ることができます。  なお、既存住宅瑕疵(かし)保険の種類は、「宅建業者が売り主になる場合」と「個人間売買」のふたつのタイプに分かれます。それぞれ保険の仕組みが異なる点に注意が必要です。

売り主が宅建業者の場合の保険の仕組み


売り主が宅建業者の場合は、宅建業者が買い主に対して負担する損害賠償金を保険によってカバーし、損害賠償を確実に遂行するという仕組みです。  
また、保険利用時にはあらかじめ定められた検査基準に基づき、保険法人の建築士によって検査されます。

手続きの流れ

売り主が宅建業者の場合、以下の手続きを踏みます。 

  1.保険法人へ事業者登録 
  2.保険の申し込み  
  3.保険法人による検査 
  4.引き渡し前の保険証券の発行申請 
  5.引き渡し時の保険証券の受領(じゅりょう) 

宅建業者が保険加入するには、事前に住宅瑕疵(かし)担保責任保険法人の事業者登録をしなければなりません。登録事業者は、住宅瑕疵(かし)保険の“登録事業者等の検索サイト”から検索が可能です。

請求・支払いの仕組み

住宅の買い主は、売り主(宅建業者)と「保険付既存住宅」として売買契約を結びます。購入後に物件の瑕疵(かし)が見つかった場合、保険金は宅建業者に支払われます。仮に登録事業者が倒産した場合でも、買い主は保険法人に直接請求して保険金を受け取ることが可能です。  

保険期間は2年または5年間。支払われる保険金額は、プランによって上限500万円のものと、1000万円のものがあります。

売買が個人同士の保険の仕組み


個人間で売買された住宅に欠陥や瑕疵(かし)が見つかった場合には、住宅の売り主がその責任を負うことが一般的です。  ただし、売り主が個人では賠償しきれない損害が発生したときには、その責任を果たすことが難しくなります。

そういった個人間の売買においては、事前に専門の住宅検査機関による検査を実施し、その検査機関が住宅の瑕疵(かし)について保証することとなり、その保証責任に保険が適用されるという仕組みになっています。

手続きの流れ

個人間の不動産取引における手続きは以下の通りです。 

1.保険法人に検査機関が登録  
2.検査の申し込み  
3.検査機関による検査  
4.保険法人による検査(適合:保険申し込み 不適合:補修→再検査) 
5.引き渡し前の保険証券の発行申請  
6.引き渡し時の保険証券の受領  

保険法人へは、住宅検査を行う検査機関が加入します。ちなみに検査・保証依頼は売り主だけでなく、買い主からの依頼も可能です。

請求・支払いの仕組み

物件購入後に住宅に欠陥や不具合が見つかった場合、保証検査機関から保証責任についての保険金払いを請求し、責任持って建物の調査と修繕にあたります。  登録検査機関が倒産した場合は、買い主自ら保険法人に保険金支払いを請求して、保険金を受け取ることが可能です。  

保険期間は1年または5年間。支払われる保険金額はプランによって500万円のものと、1000万円のものがあります。

既存住宅瑕疵(かし)保険のメリットは?



既存住宅瑕疵(かし)保険には、物件の売り主・買い主双方にメリットがあります。  加入対象物件には専門の検査機関による検査が義務づけられており、構造の安全性や雨漏りなどの劣化事象がないことが確認されています。  

仮に購入後、中古住宅から雨漏りなどが見つかり、その損害について補修工事を行った場合に、被保険者である宅建業者や検査機関に保険金が支払われます。万が一のときも、補修にかかる費用を保険でカバーできるので、売り主にとっても買い主にとっても安心して取引できます。  

また、中古住宅取引において紛争・トラブルが発生した場合、専門の検査機関ならびに保険法人がメインとなって処理に携わることで速やかな解決に努めます。


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まとめ


今回は、既存住宅瑕疵(かし)保険の仕組みと加入のメリットをご紹介しました。  既存住宅瑕疵(かし)保険加入の物件であれば、中古住宅を購入後に欠陥が見つかっても保証代金が下りるので安心です。住宅保証専門の保険法人に登録している宅建業者や検査機関は登録事業検索の専門サイトを使って簡単に見つけられます。

実際に住み始めないとわからないトラブルや建物欠陥が出てくるかもしれません。しっかりと保険の加入の有無は確認することをおすすめします。

不動産の取引には非常に複雑な知識や経験が必要になります。いい不動産会社と出会うことができれば、面倒な手続きも代行してくれて適切なアドバイスをしてくれます。
また、思い入れのある土地や、資産性のある土地なら手放さずに活用するという選択肢もあります。

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