”プロはココを見る” 中古住宅のチェックポイント 

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不動産屋のプロと同行するメリットとは?


中古住宅は新築に比べて値段の安い物件が多く、マイホームを検討している人の中には中古住宅に興味を持っている方も多いことでしょう。
一方で、以前誰かが住んでいた物件だけに「何かしらのトラブルに巻き込まれたりはしないか」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
中古住宅は新築とは違い現物を見ることができるため、実際に住んだときのイメージがしやすい利点があります。もし気になる物件があれば、思い切って内見してみてはいかがでしょうか。
  1. このブログ記事の趣旨
  2. ぶログでは「内見」とはどんなことをするのかということから、内見の際のチェックポイント、中古住宅で起こりうる回避可能なトラブルなどについて解説します。納得いく中古住宅選びに役立ててください。
「不動産購入の基礎知識を知りたい」という方は、
こちらのブログ記事をご覧ください。
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不動産の内見、内覧の違いとは?

ご購入を検討している一戸建てやマンションなどを訪れ、室内など実際に見学することを「内見」といいます。
「内覧」と表現することもありますが、内覧は新築マンションをご購入される方が完成前にチェックする機会を意味する場合もあります。
ですが、内見も内覧も物件を見学するという意味では同じことを指していると考えてよいでしょう。

内見の重要性とプロが同行するメリット

希望条件や資金計画を相談して紹介してもらった物件ですが、実際に暮らすことを考えると、資料の情報だけでは不安な部分もあると思います。

内見には不動産知識に精通した営業担当者が同行するため、物件の状態や周辺地域の状況をしっかりと確認できます。プロ目線の専門的なアドバイスが受けられることも、内見のメリットの1つです。

実際に内見をしてみると、資料の画像や写真と異なる印象を受けることもあります。自分にとって許容範囲かどうか確認することも重要です。

中古住宅の資産価値を把握できる


中古住宅というと「古い建物は不安」「素人では気づかない欠陥があるかも」「リフォーム代がかかる?」など、ネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃいます。
しかし中古でも手入れが行き届いていれば、新築よりも資産価値の高い物件もあります。中古住宅を選択肢に含めることで、マイホーム探しの幅も広がるのではないでしょうか。
それでは具体的な内見のポイントを詳しくご紹介します。

内見で確認すべき中古物件のチェックポイント


外観のチェックポイント

一戸建ての場合はまず外観を確認しましょう。
チェックポイントは「屋根」「外壁」「軒裏」「基礎」の4つです。
外壁や基礎はひび割れ(クラック)がないかどうかをチェックしてください。幅が0.5ミリ以上だったり、1メートル以上の長さがあれば注意が必要です。
特に、基礎にひび割れがあった場合は家の傾きが心配されます。また、屋根や軒裏はズレや破損、塗装のはがれ、雨どいの破損がないかを確認してください。

室内のチェックポイント

入室する際は、玄関ドアに注意して入ってみましょう。スムーズに開け閉めができるでしょうか?そうでない場合は、床が傾いている可能性があります。ほかにも扉や窓があれば、スムーズに開閉できるかチェックしてください。
また、壁のひびやクロスのはがれ・浮き、キッチンのシンク下が水もれしていないかをチェックするほか、においも確認してください。
クローゼットや押し入れなど、居住者が在宅であれば了承を得たうえで、開けられる箇所は開けてみて、カビ臭くないかなどを確かめることも大切です。

プロに任せるチェックポイント

自分の五感を駆使した結果「なんだか気になる」という部分が出てくることがあります。
そんなときは、プロにおまかせしましょう。例えば、前述したようなひび割れが見つかったとしても、修繕すれば問題なく住める可能性があるなど、プロでなくては見きわめることができない部分もあります。
さらに屋根裏や床下などは家の状態を確認する場所として最も重要な場所です。これらもやはりプロでないときちんとチェックすることができません。

中古マンションのチェックポイント


中古マンションも、室内の場合は一戸建てのチェックポイントと同じですが、外観についてはまず管理組合に問い合わせをします。
エントランスやエレベーター、廊下などの共有部分をきちんと確認するためには、専門家に診断してもらうしかなく、その場合は組合の合意が必要になります。
なお、修繕計画や大規模な修繕のために、修繕積立金がきちんと積み立てられているかなどは、不動産会社を通して確認することができるでしょう。
また駐車場は、平置きなのか、機械式なのか、また住戸数に対して何%の駐車スペースが確保されているのかを確認しておく必要があります。クルマを持っている人は、すぐに駐車場を確保できるかどうかは重要な問題です。空きがないと、近隣に確保しなければならず、たいへん面倒なことになりますし、コスト負担が高まる可能性があります。また、あまり運転に慣れていない家族がいる場合、機械式駐車場だと事故などの心配もあります。できれば、実際に駐車場に足を運んで、キチンと整理されているか、清掃が行き届いているかなども確認しておきましょう。

実際にどんなクルマが停まっているかを見れば、どんな人たちが住んでいるのかをある程度推測できます。自分たちと同じようなレベルのクルマが多数停まっていれば、何となく安心できますし、反対に高級外車や改造車などが多数停まっていれば、少し不安になるかもしれません。また、駐車場に空きが多数発生していないかも、管理組合や管理会社などに確認しておくのがいいでしょう。駐車場の使用料は多くの場合、修繕積立金に組み入れられています。ですから空きが多数発生して、駐車場からの収入が減ったら、修繕計画を予定通りに実行できなくなってしまう可能性があるのです。最近は、クルマに乗らない人が増えているそうですから、特に注意しておきたい点です。
駐車場とともに駐輪場についても、足を運んで確認しておきましょう。乳幼児などを乗せる自転車用チャイルドシートのついた自転車が多数あれば、子育て世帯が多いと想像されますし、キチンと並べられているか、ゴミが散乱していないかなどで、住民のマナー意識などもある程度判断できるのではないでしょうか。不動産のプロが重視するように、駐車場や駐輪場はマンションの善し悪しを評価する上では、たいへん重要な情報の宝庫なのです。

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売主様が居住中でも遠慮せず内見を希望しましょう

中古住宅を検討しているとき、気になる物件が空室であるとは限りません。売主様がまだ居住中であるにもかかわらず、販売活動しているケースは多々あります。
このような場合、物件の購入検討者が売主様に遠慮してしまい、「思う存分内見することができない」ということが起きがちです。
ですが、人生最大の買い物となるケースの多いマイホームです。最低限の礼儀は必要だとしても、遠慮することなく、後悔のない内見をしましょう。売主様も売りたがっていることを忘れないでください。


クローゼットや押入れも見せてもらう

住居内でもとくに気になるもののひとつに、収納スペースがあります。
クローゼットや押し入れには、居住者の荷物がたくさん入っているでしょうが「収納まで見るのは申し訳ない」と思わずに、堂々とチェックしましょう。事前に不動産会社を通して売主様の了承を得ておけば問題ありません。
収納内をしっかりと確認すべきなのは、そのスペースがどれくらいあるかだけでなく、収納内の壁や天井などに雨もりの染みやカビがないか、劣化が進んでいないかといったこともチェックしておく必要もあるからです。

点検口内部の確認も

建物の点検に欠かせない点検口も大切なチェックポイントです。売主様が居住していたとしても、遠慮せずに点検口内部の確認をしたいことを事前に伝えておきましょう。
多くの住宅では1階の床面に点検口を設けています。また、最上階の天井には、屋根裏を点検するための点検口を設けるのが一般的です。ただし、住宅によっては点検口が無いこともあります。

複数回の見学でご納得されてから購入申し込みを

売主様が居住中ということで、前述した収納や点検口などの確認以外にも、見学する回数について遠慮してしまうことがあります。「売主様に貴重な時間をとってもらい、何度も見学するのは申し訳ない」と考える人は少なくありません。
ただし、買主様は人生を左右するかもしれないほど高額な買い物をするために見学をお申し出ているのです。売主様も、物件を売りたいのですから、誠意を持って真剣にご購入を検討している姿を見れば、数回の見学希望に対して拒否反応を示す可能性は少ないのではないでしょうか。
また、居住中物件の内見は、売主様と直接情報交換できる機会と考えることもできます。
なお複数回にわたって内見するときは、売主様の承諾を得て、時間帯を変えてみることをおすすめします。午前中と午後のほか、日没後の周辺環境(騒音・治安)なども感じることで、後悔のない中古住宅のご購入につながるでしょう。

意外に多い中古物件のトラブル

中古住宅を検討している際に不動産会社の人から内見をすすめられても、多忙などを理由に内見せずにご購入される方もいます。しかし内見を怠ることでトラブルにつながる可能性も高まります。
購入してからはなかなか申し出しにくいものです。やはり事前にしっかりと内見することが非常に重要となります。
トラブルの中にはご購入後すぐにわかるものと、時間の経過により発覚してくるものがあります。すぐにわかるトラブルで多いのは給湯器や温水洗浄便座など設備の故障です。
一方、白アリや水もれ、雨漏りなど生活を始めてから気づくトラブルもあります。このような場合はトラブルの箇所を写真などで記録し、すぐ不動産会社に連絡しましょう。

トラブル回避の基本『ホームインスペクション』


まず中古住宅の場合、築年数に関わらず「ホームインスペクション」を行うことがトラブル回避の基本となります。
ホームインスペクションとは、住宅診断のことです。住宅の専門家である「ホームインスペクター」(住宅診断士)が、物件の劣化状況から欠陥の有無、改修すべき箇所やかかる費用などを見きわめ、アドバイスをしてくれます。
さらに、もっと詳しく白アリなどの状況を知りたい場合は、専門の業者に依頼することもできます。床下以外にも家の周りも含めてすべてチェックしてもらうことで、より安心して中古住宅のご購入に踏みきることができるでしょう。

重要なのは不動産会社の担当者選び

中古住宅選びは、すべてを不動産会社に丸投げするのではなく、自ら主体的に知識を身につけることも大切です。
まずは、不動産会社のサイトなどで情報収集してみましょう。中古物件の取引に関する実績が豊富かどうか、中古物件に関するサポートが手厚いかどうかもチェックしてみてください。

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まとめ

このブログでは後悔しない中古住宅選びをするために、まず内見を行い、チェックしておくべきポイントなどを説明したほか、売主様が居住中だとしても礼儀をわきまえたうえで遠慮することなく、内見を行うことをおすすめしました。
また内見の際には、知識の豊富な不動産会社の営業担当と同行することでプロの目線で住宅を確認できます。是非、ご参考になさってください。
彦や不動産では、不動産売却・購入・建築ともにさまざまなサポートを行っています。売却を考えている方や、物件の売却や購入・建築でお悩みの方は、是非、彦や不動産にお問い合わせください。

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