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未来を想像して今できるコト


  1. このブログ記事の趣旨
  2. 実家から離れて家庭を持つ人が増える中、将来実家をどのように処分するか、早めに計画を立てておく必要があります。ここでは具体的な悩みとその対処方法について、ケースごとにご紹介していきます。
「まずは売却の基礎知識を知りたい」という方は、
こちらのブログ記事をご覧ください。
◆完全保存版◆ 不動産取引の売却の全体の流れ 



実家を処分する方法とは?

たとえば実家を所有している親が共に亡くなった場合、空き家にして放置しておくことは防犯などの問題から可能な限り避けたい選択肢です。そのため、親が存命のうちに、実家の処分について家族で話し合っておくことをおすすめします。
では、実家を処分するにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは、考えられる3つの方法と、それぞれのメリット・デメリットについて検証してみましょう。

(1)売る事を考えてみる

実家が今後相続で不要であれば、処分方法としてまず考えられるのは、売却して処分する方法です。


売却代金としてまとまった現金を得られるので、生活費や老後資金の準備もできるほか、相続時の遺産分割がスムーズになります。
・賃貸物件が借りづらい場合がある
親が高齢の場合、賃貸住宅を借りる際は、孤独死、収入面などの理由から契約を断られる場合があります。


・環境変化のストレス
一般的に、年齢を重ねると人間関係は広がりづらく固定化される傾向があります。
引越しで住み慣れた家やご近所の友人などから離れることで、他者との交流が希薄になり孤独感を感じながら生活する方も多くいらっしゃることでしょう。

・家財整理の手間
家の売却時には、当然、家の中に荷物を残したままでは売却することができません。
特に次の家が現在よりも狭くなる場合には思い切った整理が必要です。大型の家具家電、大量の荷物は高齢の方には大変な作業になる一方、業者に依頼するとかなりの費用になることが予想されます。

(2)賃貸に出すことを考える


実家を売却したくないという場合には、賃貸物件として貸し出すことも選択肢のひとつです。

借り手が見つかれば、一定の家賃収入を得ることができます。また売却して人手に渡るわけではないので、思い入れのある家を手放さずにすみます。


・個人で管理する場合、手間がかかる
建物状況や設備の不具合に関する苦情、家賃が滞納された場合の回収対応など個人で管理するにはかなりの手間がかかることが予想されます。
また所有者が所有物件から離れたところに住んでいたり、他に本業などがあったりする場合は、迅速な対応が難しく、入居者とのトラブルに発展する可能性もあります。

・管理会社委託の場合、費用がかかる
管理を自分でしなくてもよいので、時間的にも精神的にもゆとりを持つことができる一方、管理費用を管理会社へ支払わなければならないので、ランニングコストがかかります。

他にも、賃貸に出す場合は入居者のために家を明け渡さなければいけないので、売却と同じように引越し先探しや住環境の変化のストレス、家財整理の手間もデメリットとして挙げられます。

(3)身内の誰かが引き継げるか話し合う

思い入れのある家を売却して人手に渡したくないという場合には、身内の誰かに移り住んでもらい同居するか、あるいは将来的に住んでもらうことも選択肢のひとつです。

愛着ある家を手放さずにすむほか、当人である親の住環境を大きく変える必要はありません。やりとりする相手は第三者ではなく身内のため、安心できることもメリットといえるでしょう。

将来的に相続が発生した場合に、実家を相続しない人に対して平等にするにはどうしたらいいか、ほかの遺産をどうするかなど、遺産分割についてもめる可能性があるため、よく話し合わなくてはいけません。


親が元気なうちに処分できず実家を相続するすることになったら何が大変?

1)遺産分割で揉める可能性がある

持ち家は資産価値として最も大きい部類に入る相続財産であるため、実際に相続を行う場合は相続人の間で意見の相違が起こりやすいといわれています。現金のように簡単には分割できないため、誰が相続するのか、または誰がどう処分するのかを公平に決めることは困難です。

(2実家の処分に手間や費用がかかる

残された家族にそれぞれ他に住む場所があり、実家を処分することになると、処分するまでの手続きや実際に建物取り壊し、更地になった土地の取り扱い、売却や有効利用をする場合の方法など、たくさんの手続きがあります。
また遺品整理・不用品の処分費用や土地の測量費、解体費などさまざまな費用もかかります。これらの手続きや費用をどのように負担していくかを決める必要があります。

(3)空き家にしてしまった場合の問題点

もしも両親が亡くなってしまい、実家に住む人がいないまま放置すれば、そのまま空き家になってしまいます。現在空き家問題が深刻化しており、国でも「空き家対策特別措置法」を設けて、空き家の解消を積極的に促しています。では、空き家のままにしておくことには、どのような問題があるのでしょうか。

・物理的な問題:放火リスク、倒壊リスク、損害リスク
住む人がいなくなると、家は急速に劣化します。建物そのものの強度が低下し、雑草や枯れ木に覆われるようになり、徐々に外装部分から崩れ始めることもあるのです。この状態で放置しておくと倒壊のリスクが高まり、他人に損害を与える危険性もあるでしょう。

また、空き家は放火犯に狙われやすく、一度出火してしまうと燃えやすい物が多いため、周辺にも延焼するリスクが高いのです。その場合、多額の損害賠償の対象になるリスクがあります。

・経済的な問題:維持費の支払い、資産の減少、固定資産税の負担増
空き家になった時点で住居の資産価値は減少して、その反面維持費の支払いは年々増加します。さらに空家等対策特別措置法により「特定空家等」の対象になると、固定資産税が最大6倍にまで引き上げられてしまいます。

・社会的な問題:不法侵入、不法投棄
空き家では当然管理者がいないため、不法侵入を許して犯罪を助長してしまったり、不法投棄のターゲットになったりする危険性もあります。不法投棄が増えると、その撤去作業と防止対策に費用が発生します。

このように空き家の状態が続いてしまうと、さまざまなリスクが高まるばかりでなく、所有者にとっては金銭的な負担も増加します。建物部分を撤去するにしても、ちょっとしたリフォーム程度の費用がかかります。実家の処分については、まだ空き家になる前に手を打っておくべきなのです。


親が亡くなる前にやることとは?

実家の取り扱いを決める

親が亡くなったあとに「実家を処分するのか」、それとも「実家を相続するのか」を親や兄弟、親戚とよく話し合い、事前に決めておくことが大切です。突然相続が発生してから話し合うのではなく、親が「実家を処分してもよい」と考えていることを家族や親戚に事前に伝えておくことで、揉めることなくスムーズに処分できることができるでしょう。

その際、重要になるのは以下の4点です。
・実家の名義はどうなっているのか?共有名義の場合はその対応はどうするのか?
・実家を相続する場合は誰が相続するのか?
・実家を処分する場合は誰が手続きを進めるのか?その費用は誰が負担するのか?
・実家以外に相続財産はあるのか?その分け方をどうするのか?

これが真実!! 後悔しない売却法



まとめ



いかがでしょうか。
以上が、『今だからこそできる!!少し未来を想像して家族との時間を過ごそう』でした。
ここでご紹介した悩みはほんの一握りです。
一つとして同じ不動産がないように、お悩みも同じものはありません。
まずは、信頼できる不動産業者を見つけて具体的な悩みについてはご相談することをお勧めします。

彦や不動産では、不動産売却・購入ともにさまざまなサポートを行っています。売却を考えている方や、物件の売却や購入でお悩みの方は、是非、彦や不動産にご相談ください。

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