北区【桐ケ丘】町名
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- 桐ケ丘(きりがおか)は、日本の東京都北区の町名。現行行政地名は桐ケ丘一丁目及び桐ケ丘二丁目。住居表示実施済区域。
地理
北区の北西部に位置し、北は赤羽北、東は赤羽台、南は赤羽西、西は板橋区小豆沢と接している。
桐ケ丘の大半に都営住宅が建設されており、「マンモス団地」の様相を呈している。なお、周辺地域には都営桐ケ丘赤羽台アパート(赤羽台四丁目)、都営赤羽西五丁目アパート(赤羽西五丁目)、都営赤羽北三丁目アパート(赤羽北三丁目)といった住宅団地・集合住宅が多数林立していることから、桐ケ丘を含む周辺地域一帯を「マンモス団地群」としてみることもできる。
南部が一丁目、北部が二丁目であるが、一般的には都営桐ケ丘アパートの建物名の表記(後述)から、「E地区」「W地区」(以上一丁目)、「N地区」(二丁目)の3地区に大別されることが多い。
- 都営桐ケ丘団地再生計画(後述)の進行により、建物名に「E」や「W」が付かない棟が増えてきたことにより、最近では「E地区」を「東地区」、「W地区」を「西地区」ということが多くなってきている。
- なお、N地区については、今のところすべての都営住宅の建物名に「N」が付いているため、あえて「北地区」といわれることはない。
二丁目は一丁目と比較して傾斜地である。
北区は、区内を赤羽地区、王子地区、滝野川地区の3地区に分けて行政施策をおこなうことが多いが、この場合、桐ケ丘は赤羽地区に分類される。
1丁目は65歳以上の高齢者の人口が、2020年に実施された国勢調査で58.9%であることが明らかとなり、限界集落となった。
警視庁赤羽警察署・赤羽消防署・赤羽郵便局の管轄にあたる。
歴史
学区
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
桐ケ丘一丁目 | 全域 | 北区立桐ケ丘郷小学校 | 北区立桐ケ丘中学校 |
桐ケ丘二丁目 | 1〜5番 | 北区立八幡小学校 | |
6〜18番 | 北区立袋小学校 |
- 北区立桐ケ丘郷小学校(一丁目)
- 北区立桐ケ丘中学校(二丁目)
- ※東京都立桐ヶ丘高等学校の所在地は赤羽北三丁目である。
- ※筑波大学附属桐が丘特別支援学校の所在地は板橋区小茂根二丁目である。
施設
都営桐ケ丘団地
桐ケ丘には「都営桐ケ丘アパート」と「都営桐ケ丘一丁目アパート」という2種類の都営住宅がある。
「都営桐ケ丘団地」と言う場合、桐ケ丘に存在する都営住宅群だけを指す場合は少なく、赤羽台三丁目にある1棟=都営桐ケ丘アパートE45号館、赤羽北三丁目にある4棟=都営桐ケ丘アパートN55号館~N58号館、赤羽台四丁目にある3棟=都営桐ケ丘赤羽台アパート1号棟~3号棟を含めることが多い。
都営桐ケ丘アパート
旧陸軍赤羽火薬庫などの跡地に、1954年度(昭和29年度)から1976年度(昭和51年度)という長期間にわたり建設された。敷地面積45.9ヘクタール。建て替え工事開始前は、総戸数5,020戸、146棟であった。
建て替えにより、総戸数は2661戸(2009年12月現在、東京都都市整備局ウェブによる)。
特徴
建物は、ボックス型のポイントハウスである14階建てのE47号館以外はすべて5階建て以下である。ほとんどの棟にエレベーターはない。
フロアの端から端までを移動することのできる廊下を備えた棟(居住者は「横階段方式」と呼んでいる)や、1号室と2号室の間、3号室と4号室の間というように2戸ごとに階段がある棟(同じく「縦階段方式」と呼んでいる)、重層方式(メゾネット方式)、1階が店舗や医療機関等で2階以上が住居となっている棟、1階が車椅子住宅になっている棟など様々な形態の棟がある。
建物名の表記等
都営桐ケ丘アパートの各棟は、地域を表すアルファベットと数字の組み合わせで表されている(例:E1号館)。
- 桐ケ丘一丁目東側の棟群と赤羽台三丁目にある1棟には、east=イーストの頭文字である「E」が付いている。
- 既に解体された棟も含めて、E1号館~E47号館が存在(E16とE28はA館とB館が存在)。合計49棟。
- 桐ケ丘一丁目西側の棟群には、west=ウエストの頭文字である「W」が付いている。
- 既に解体された棟も含めて、W1号館~W38号館が存在(W20とW22はA館とB館が存在。W34号館は存在しなかった)。合計39棟。
- 桐ケ丘二丁目の棟群と赤羽北三丁目にある4棟にはnorth=ノースの頭文字である「N」が付いている。
- N1号館~N58号館が存在。合計58棟ですべてが現存。
都営桐ケ丘一丁目アパート
都営桐ケ丘団地再生計画(後述)によって建て替えられた桐ケ丘一丁目の棟は、都営桐ケ丘一丁目アパートと称している。総戸数は1496戸(2009年12月現在、東京都都市整備局ウェブによる)。
特徴
建物は4~19階建てですべての棟にエレベータが備えられている。
都営桐ケ丘アパートにあった「縦階段方式」や「重層方式」(メゾネット方式)はない。1階が保育園、児童館、介護関連施設で2階以上が住居となっている棟、1階の一部が車椅子住宅になっている棟、一部がシルバーピアになっている棟もある。
建物名の表記等
都営桐ケ丘一丁目アパートの各棟には、都営桐ケ丘アパートと異なり、地域を示すアルファベットは付かず数字のみで表されている。
都営桐ケ丘アパートでは「号館」と称していたが、都営桐ケ丘一丁目アパートは「号棟」と称している(例:2号棟)。
現在、東地区(E地区)には2~3号棟と5~11号棟、西地区(W地区)には27号棟、33号棟~44号棟が完成し、入居が始まっている。
都営桐ケ丘団地再生計画
概要と課題
都営桐ケ丘団地では、1997年度から2020年度までの24か年におよぶ都営桐ケ丘団地再生計画がすすめられている。
この計画が進行中であった1999年に就任した石原慎太郎東京都知事の下、計画の縮小と先送りがおこなわれており、工事は遅れ気味である。
前期計画の中で建設される予定であった1号棟が未だ建設されていないのも計画の縮小によるものである。
1号棟は都民住宅として建設され、1階には現在都営桐ケ丘アパートE45号館1階で営業・診療をおこなっているコープとうきょう桐ヶ丘店と桐ヶ丘団地診療所も移転する計画で設計も終了していた。これらの施設について、移転先の見通しがいつまでもあきらかにされないことから、両者の関係者の中に不安がひろがっており、東京都などに対する要請行動がおこなわれている。
なお、1号棟建設予定地とされていた都営桐ケ丘アパートE7号館跡地は、現在ねぎり土保管場となっている。
前期計画
1997年度から2008年度までの12か年を3期に分けて、建て替え工事と改善工事がおこなわれた。
建て替え工事では、桐ケ丘一丁目にあった桐ケ丘アパートのおよそ半分の棟と赤羽台四丁目の桐ケ丘赤羽台アパートについておこなわれた。 このなかで、北区立の特別養護老人ホーム やまぶき荘が新設され、桐ケ丘保育園、桐ケ丘児童館、桐ヶ丘デイホームの建て替えもおこなわれた。
改善工事は、主に桐ケ丘二丁目の桐ケ丘アパートについて、浴室の無かった棟に浴室を増設したり、2DKを3DKへと増築したり、3世帯分の住居スペースを2世帯分の住居スペースとするなどの工事がおこなわれた。
後期計画
2009年度から2020年度までの12か年を3期に分けて、前期計画で建て替え工事がおこなわれなかった棟について建て替え工事がおこなわれることになっている。
保育園
- 北区立桐ケ丘保育園(一丁目)
- 社会福祉法人日の基社会事業団日の基保育園(一丁目)
- ※北区立桐ケ丘南保育園の所在地は赤羽西五丁目である。
医療
- 医療法人財団 大橋病院(一丁目)
- 桐ヶ丘歯科クリニック(一丁目)
- アサヒ整骨院(一丁目)
- かみのがわ接骨院(一丁目)
- ※桐ヶ丘団地診療所の所在地は赤羽台三丁目である。
- ※桐ヶ丘医院、桐ヶ丘整骨院の所在地は赤羽北三丁目である。
郵便局・金融機関
- 北桐ケ丘郵便局(二丁目)
- 城北信用金庫赤羽西口支店桐ヶ丘出張所(一丁目)
公園
- 桐ヶ丘中央公園(一丁目・二丁目)
その他公共施設
- 北区桐ケ丘ふれあい館(二丁目)
- 北区桐ケ丘地域振興室(二丁目)
- 北区桐ケ丘プール(一丁目)
- ※北区立桐ケ丘体育館の所在地は赤羽台三丁目である。
その他
- 桐ヶ丘中央商店街(一丁目)
日本郵便
- 郵便番号 : 115-0054(集配局 : 赤羽郵便局)
北区の町名を頭文字からご用意。
読み方の分からない町名などにもご利用ください。
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